■まずは出来上がりはこんな感じになりました
初めに仕上がりを公開いたします。
FE88-sol装着仕上がり状態のものです。
元々変更前はFE108Σが装着されていました。
これは初めて入手したバックロードホーンスピーカーで、
既製品のスピーカーしか知らない私は本当にいい音するのか
疑心暗鬼でしたが、聴いてみると意外に良いので驚きました。
そして、スピーカーユニットを交換したら、
もっと良い音になるんじゃないのか?
どんな音になるんだろう?試してみたい!
という、悪魔のささやき?が起きまして、
ついに、FOSTEXのFE88-solを入手したのです。
■いよいよユニット交換に着手
ひとまず現状のスピーカーユニットを外してみると、
塗装が後からされたのか、
くっきりとスピーカーの跡が残っていました。
しかし、よく見てみるとFE108Σってまわりが丸いんですが、
塗装跡はちょっと角ばっています。
どういう事だろう?と思いましたが。
自作スピーカーに詳しい友人曰く、
これはおそらく機種の断定は出来ないが、
FE103Eなどのユニットの外側が角ばったものが
もともと取り付けられていて、
その後FE108Σと交換したと思われるとのこと。
確かに、形状が一致するので間違いなさそうです。
ですので、このエンクロージャにとって、
少なくとも、今回が3つ目のスピーカーユニットなるようです。
ちなみに穴を削った跡や、
木くずもスピーカー内に散乱していました。
■FE88-solをはめてみる
さて、いよいよ、エンクロージャーに装着しようと、
その前に念のため、穴にはめてみたのですが、
どうも穴の方が大きいようで。
あるいはFE88-solが小さいと言いますか、
ねじ穴部分まで穴が開いていて、
このままではネジが止められないことが判明しました。
いや、これは想定外でした。
いったいこれってどうやって着ければいいのか。
やばい、もしかして失敗した?
と思い、数日いろいろ思案してしまいました。
そんな中、詳しい友人に聞いたところ、サブバッフルを
使えば良いのでは?
ということで、サブバッフル使用する事に決定しました。
(サイズ:150mmX150mmX15mm 穴直径90mm)
■サブバッフルを加工する
さっそくサブバッフルを2つ、ネットで注文しました。
サイズは実物の計測と、説明書の図面サイズを確認しつつ
慎重に発注しましたので、サイズもばっちり。
まずはネジの穴位置を決め、鉛筆で書き込んでいきます。
本体には、当初ボンドで接着してしまう予定でしたが、
それだと万一、次のスピーカーを付け替えたいとき、
サブバッフルが外せないのはまずいと思い、
ねじ止めに変更しました。
そのため結果として、ねじ穴は内と外に8か所となりました。
また、エンクロージャー本体にある、以前のスピーカーの
ネジ穴が浮き出ているので、それも、
平らになるように削って、サンドペーパーで処理しておきます。
さらに、スピーカーの接続端子が思ったより大きくて
入らないので、端子の部分も削り取って広げました。
エンクロージャーへの取り付けは、
ネジで4か所止めます。
やはりこのねじ止めには、
さすがにインパクトドライバーがあると便利です。
手でやるには相当厳しいかと思われます。
■ドライバー
できれば穴をあけるドリル(ピンバイス)もあると便利です
■サブバッフル取り付け
■スピーカーの接続端子を加工する
スピーカーのコードを(ここでは75mmに)切って、
それぞれ端にファストン端子をつけました。
初めは、スピーカー側はハンダで接着しようかと思いましたが、ファスト
ン端子を差し込んで、ペンチで固定すれば良いと、これも友人の助言をも
らい、そうしました。
■スピーカーを取り付ける
さあいよいよスピーカーを取り付けます。
まずはコードのファストン端子をつなぎます。
こちらはオスメスセットの端子ですので、
差し込んでカバーをするだけで完了です。
ここで注意するのは、スピーカーユニットに付属の
薄いウレタンのようなスペーサーを忘れないようにします。
今回、私は見事に忘れてしまい、スピーカーを
ねじ止めした後気づきました。
写真も撮り忘れるくらい愕然としましたが(泣)
何とか気を取り直して・・・
スピーカーを取り外して、
端子もすべて外して、スペーサーを入れて、
また端子をつけてと、非常に面倒くさいことになってしまいました。
※友人曰く、結構あるあるだそうです。
今度から気をつけよう。
■ついに完成!
長い道のりでした。
でも、だいたいのやり方もわかったし、
何度かやれば慣れるかもしれませんね。
■最後に
今回、ユニット交換は簡単に出来ると思っていましたが、
サイズなどによっては工夫が必要だというのがわかりました。
また、工夫次第で何とかなるもので、
それも自作スピーカーの醍醐味です。
板を削ったり、穴をあけたり面倒ですが、
出来上がれば愛着がわきます。
さあ、次はいよいよ試聴します。
どんな音が出るのか。
とても楽しみです!
Speaker Components | FOSTEX(フォステクス)