マイクロソフトACCESSを使ってデータベース及び業務システムを作成するときに参考にした書籍を3冊ご紹介します。
ACCESSでソフトを作成する際、この3冊だけではたぶん足りないかもしれませんが、基本的な考え方と、作り方、そしてより強力なシステムづくりにむけて必要な要素は詰まっていると思います。
■マンガでわかるデータベース
- 作者: 高橋麻奈,あづま笙子,トレンドプロ
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 単行本
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なぜデータベースが必要なのか、表の考え方から作成方法などをマンガを使ってストーリー仕立てで学べます。
特にACCESSに絞ったものではなく、データベースの基本となります。
ACCESSのテーブルとクエリの部分になりますね。
マスタテーブルの作成、結合や日々増え続ける実績テーブルの作成とか、クエリで表の抽出などが中心です。(クエリ=SQL)
他に運用方法やサーバの概念など最低限の基礎知識が詰まったものです。
今は常に手元に置いておく、というわけではないですが、何か行き詰った時に、ヒントを得られることが無いか、基本に立ち戻るためにこの本を使っています。
■ACCESSのデータベースのツボとコツがゼッタイにわかる本
Accessのデータベースのツボとコツがゼッタイにわかる本2013/2010対応
- 作者: 立山秀利
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2014/06/16
- メディア: 単行本
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この本に出てくるデータベースを一通り作成すれば、ACCESSに対する敷居がグッと下がります!
テーブル、クエリ、フォーム、レポートそれぞれ細かく説明があるので、図解通りそのままACCESSを操作するだけです。
解説や注釈もすべて理解できなくても、まずは最後まで読んで作成し、完成させることが重要です。意味は分からくても面倒くさがらず一通り読んでおいた方が良いです。
細かい解説の意味は、後で理解できるようになるので、まずは深く考えずにやりましょう。そうすれば、小規模なシステムなら作成できる基礎が身に付きます。
■SQL Server 2008の教科書 (旧ver.です)
SQL Server 2008の教科書―基礎から実践まで学べる
- 作者: 松本美穂,松本崇博
- 出版社/メーカー: ソシム
- 発売日: 2009/10
- メディア: 単行本
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■SQL Server 2016の教科書
当初、SQL Server2008の書籍を使用していました。
最新ではSQL Server2016になっているようなのですが、最新版の書籍で問題ないかと思います。
ACCESSから少し飛躍して、本格的なサーバー構築の内容になります。
システムを使う人数が増えたり、ACCESSではデータ破損の危険性がある、処理が遅いなど、本格的なデータベースサーバーが必要になる局面がいずれ出てくるかと思います。
データベースにはいろいろありますが、もしSQL Serverを導入するなら、管理者でなくとも持っておきたい1冊です。
SQL Serverの導入を検討するころには、ACCESSなんてちょろいものになっているかと思いますが、データベースの基本的なところは変わりないので、ACCESSでしっかり基礎を固めておくと、内容がスムーズに理解できると思います。
データベースにSQL Server、アプリケーションにACCESSを使用する内容を理解するのはさほど難しくなかったです。
ただ、私はデータベースの運用・管理はしていないので、そこまで目指すのならかなりの経験と知識が必要になると思います。
■最後に
おそらく、上記書籍だけではデータベースの全てを理解するのは難しいでしょう。
それは、VBAやSQL(クエリ)がほとんど含まれないからです。
ですが、ただ出来上がったACCESSを使っていただけの人が、自分も修正や構築をやってみたいと考えたときに、ACCESSはかなりとっつきにくいと思いますので、まず何か1つでも作ってみるのが覚えるためには、最短で近道です。
入門書として試してみてください。
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