突然パソコンが起動しなくなったり、外付ハードディスクのデータにアクセスできない時のデータ救出方法です。
また、ゴミ箱のデータが消えた場合も救出できます。
ただし、ゴミ箱から消えたデータは順次上書き保存されていくので、目的のデータが上書きされずに残っている場合に救出出来る可能性があります。
※これはハードディスクが物理的に破損していない前提です。
ハードディスクは問題ないけど、パソコンが起動しない、HDDのデータにアクセスできない場合の対処方法です。
■救出したいデータのハードディスクを取り出す
デスクトップ、ノートパソコンや外付けのハードディスクを取り出します。
分解作業になるので自己責任で作業を行ってください。
■別のパソコンにハードディスクをつなげる
3種類のハードディスクの形状を想定しています。
USB変換ケーブルについては次項目にて説明します。
・IDE3.5HDD/IDE光学式ドライブ
・IDE2.5HDD
・SATA3.5(2.5)HDD
■ハードディスクの中のデータを取り出す
USBケーブルで接続された救出したいハードディスクの内容(ディレクトリ)が、表示されるので、必要なデータを探してパソコン側にコピーして取り出します。
ただし、この時点でゴミ箱から消去したデータはまだ救出出来ません。
このケーブルがあると、不要になったパソコンのハードディスクを外付けHDDに転用できたりするので便利ですよ。
※使用しているのは、サンワサプライ(USB-CVIDE2)ですが、
最新は下記(USB-CVIDE6)のようです。

サンワサプライ IDE/SATA-USB3.0変換ケーブル USB-CVIDE6
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■フォルダを認識しない場合は、ソフトを使って取り出す
hddは動いている(通電している)がディレクトリ・フォルダが出てこない場合の救出方法です。
私はワンダーシェアのデータリカバリーというソフトを使用しています。
無料版でも使えますが、無料版は復旧データ容量に制限があるので、製品版を購入し、使用しています。
[Wondershare] データリカバリー - Windows、Mac、HDD、SDカードなどのデータを簡単に復元
■さらに深くデータを取り出す
パソコンのゴミ箱から削除されたデータも、他のデータによって上書きされずにHDD内に残っているものがあればそこまで復旧できます。
ただし、HDDの容量にもよりますが、かなり長時間かかるので、時間に余裕のある時に行ってください。
(ディープスキャンの難点など)
ファイル名が記号と連番になりファイル名にならない。
動画が分割され、音声も消える場合がある。
これは、ディスク上のデータが分断して保存されているため、1つの復元ファイルに複数の動画の一部が混在することになります。
分かりにくいですが、動画は完全に復元は難しそうです。
動画のファイル数が多い場合、それをすべて元に戻すのはかなり困難です。
しかし、ぶつ切り状態でも、どうしても復元したい動画(家族行事や子供の成長記録など)があればディープスキャンをやってみる価値はあります。
■最後に
以前にNASで使用しているハードディスクが壊れて、データの取出しをしました。
音楽や動画をたくさん取りためていたので、何とか取り出したいと思い、いろいろ試しました。
結局、上記のディープスキャン中にハードディスクが壊れて通電しなくなり終了。
ほとんどのデータが消失してしまい、しばらく放心状態でした。
やっぱりデータの定期的なバックアップは必要ですよ。
身に染みた次第です。

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