■ヘッドホンアンプ内蔵 USB DAC U-05
音源と言えばハイレゾがかなり普及してきました。
しかもダウンロードで落とせるお手軽さです。
そんなハイレゾ音源を再生させるDACについて触れたいと思います。
Pioneer U-05
http://onkyodirect.jp/shop/g/gU05/
PCオーディオでハイレゾ音源を再生する際、使用しているのがパイオニアのU-05です。
DAC(D/Aコンバーター)というのはデジタル音声を、アナログに変換する機能のことで、これが無いとハイレゾ音源をヘッドホンなどで聴くことが出来ません。
今回は、PCM96kHz/24bitの音源を使用します。
■デジタル入力は4系統
USB-Bタイプ X 1 PCM384kHz/32bit、DSD5.6MHz
OPTICAL X 2 192kHz/24bit
COAXIAL X 2 192kHz/24bit
AES/EBU X 1 192kHz/24bit
PCからUSBで音声データを受信していますが、CDプレーヤーなどにデジタル出力端子があれば、OPTICAL(光)やCOAXIAL(同軸)端子からデジタル音声入力可能です。
ただ、AES/EBU端子は私は使ったことが無いので、詳細はわからないです。
また、U-O5は主としてDAC機器ですので、アナログ入力端子はありません。
■出力端子について
出力端子は、ヘッドホンが3系統、ライン出力が2系統あります。
①ヘッドホン出力端子は標準タイプの他に、バランス型のXLR3とXLR4があります。
バランス型のヘッドホンは使用したことが無いのですが、今、使用しているヘッドホンのケーブルを変えれば、XLR4が使えるので、一度試してみたいと考えています。
②ライン出力は、RCAとXLRの2系統あり、通常RCAケーブルでアンプにつなぎますので、RCA端子があれば問題ないと思います。
XLR出力は使用したことがありません。
■ボリューム調整
ボリュームの調整はメインボリュームのツマミで行いますが、それとは別にFINE ADJUSTというさらに詳細なボリューム調整機能があります。
これはおそらく小音量のときに調整するのかと思いますが、私はあまり使用頻度はありません。
オーケストラとかで時々管楽器の独奏で音が小さくなるときに、小さすぎず、かつ、大きくもさせ過ぎずと微妙な音量調整したいときに使うのかな?と想像しております。
それは、ヘッドホン試聴にとってはありがたい機能です。
■DACの実力
1.アップサンプリング設定が3つあります。
LOW / HIGH / OFF
表のように入力されるデジタル音声の周波数によって各設定で引き上げられる数値が変わってきます。
今回、96kHzですので、LOW=192kHz、HIGH=384kHzになります。
私は基本LOWで聴いています。
LOWとHIGHの音の違いはあるものの、音源やほかの設定との相性もあると思いますが、おおむねLOWが聴きやすいというのが理由です。
もちろんHIGHでも十分良い音です。
2.デジタルフィルターの設定
デジタルフィルターは3種類あります。
SHARP = 骨格感のある硬めな音
SLOW = 柔らかく緩やかな音
SHORT = 立ち上がりが早く、前に出てくるような音
こちらも好みによりますが、私は、SLOWで良く聴きます。時々SHORTも聴きますが、SHARPはあまり使用していません。
はっきりとした音の分離感が欲しい人はSHARPが良いかと思います。
3.ロックレンジアジャスト機能
ロック幅というのを狭くしてジッターを軽減させて音質の向上を図るというものです。
通常は5段階の設定ですが、上級者向けに7段階の調整まで可能のようです。
ただ、狭くし過ぎると、音飛びが発生してしまうので、注意が必要です。
時々、レンジを狭めてみたりしますが、こちらはあまり多用していません。
4.Hi-Bit32 設定
24bitの音声信号を32bitに再量子化する機能です。
音が濃密になる印象がしますが、ヘッドホンで聴くと少しきつい感じがするので、
ヘッドホンではあまり使用していません。
大きなスピーカーで鳴らす場合に使ったりしています。
■その他
スピーカーで聴く際は、ライン出力でアンプにつなぎますが、プリメインアンプか、パワーアンプかによって設定に注意が必要です。
裏面にFIX/VARIABLEの切り替えスイッチがあり、ボリュームの固定(FIX)または、連動(VARIABLE)という意味で、ライン出力時にボリューム調整ができるか否かになります。
固定(FIX)のままパワーアンプにつなげて鳴らしてしまうと、思わね大音量のまま、ボリュームを制御できない状態になってしまいます。
■最後に
Pioneer U-05は、発売されてから数年たちますが、多機能かつ高機能ですので、ハイレゾ音源を再生するには、まだまだ十分に対応できます。
また、ヘッドホンアンプとしての機能も充実しているので、ハイエンドヘッドホンの能力も存分に引き出せると思います。
値段は高めでしたが、まだ当分使えそうです。

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