■TRV-A88SE トライオードの真空管アンプの試聴です
現在は生産終了していますが、中古でも入手可能のようです。
もちろん私も中古です。
■背面の写真です
入力は3系統、フロントパネルのツマミで選択します。
出力は6Ωと8Ωのどちらかを選択できます。
今回スピーカーはYAMAHA NS1000Mを使用しましたので、8Ωにつなげました。
■電源を入れると真空管が光り、熱を持ちます
電源を入れると真空管が光り出します。
見た目がしゃれているのも真空管アンプの魅力ですね。
長時間使用しているとすごく熱くなるので注意が必要です。
フロントパネルのボリューム調整ツマミまで熱くなってました。
夏場は冷房が無いととても使えません。
■今回試聴した音源はこちら
TM NETWORKのCAROLというアルバムです。
ただし、PCで再生するネットワークオーディオ再生です。
いったんCDからリッピングしました。
■ダウンロード版
古いアルバムですが、録音が良いのでしょうね、全曲通して透明感というか、艶のあるすばらしい音だと思います。
TMNETWORKの中でもこのアルバムが好きなんですよ。
世界観というか、このアルバムが出た当時の小説も読みました。
何年か前にNHKでこのアルバムの制作当時のことを取り上げられていましたね。
イギリスのエアースタジオでのエピソードなど、今になって聞くとまた聴きたくなってしまいました。
さて、真空管のKT88も馬力があるというか、ある程度鳴らしやすい種類のようで、向いていたのかもしれません。
アンプ自体もA級ということもあり、どちらかというと小編成クラシックやジャズの激しいアタックの無いものが本来得意な分野のようです。
ですので、試聴はしておりませんが、ロックや激しめのジャズなどではあまりおすすめではないようです。
■真空管は簡単に外すこともできます
真空管をつかんでグリグリ引っ張ると抜けてきます。
差し込むときも、向きに注意してピンのずれが無いか確認しながら押し込んでやると刺さりました。
初めてやるとちょっとおっかなびっくりですが、なれたら簡単です。
トライオードのKT88は良い音しますが、中国製で品質に不安を言う方もいるようです。
他国製のKT88を使用したほうが良いとか何とか言われておりますので、どこまで違いが出るか分かりませんが、そこは実際に自分の耳で聞いて判断してみたいと思います。
ちなみに日本製はありますが、相当お高いみたいです。(要調査ですね)
こうやって真空管を取り替えて聴き比べができるのも、真空管アンプならではの醍醐味ですから。
■仕様
・最大出力 : 12W+12W(純A級)
・周波数特性 : 15Hz-40kHz(±1.0dB)
・全高調波歪 : 0.1%以下(1kHz)
・SN比 : 88dB
・入力感度 : 0.7V
・使用真空管 : KT88 x 2 12AX7(ECC83) x 2
・入力インピーダンス : 100kΩ
・出力インピーダンス : 6 / 8Ω
・入力端子 : 3系統(LINE1/2/3)
・消費電力 : 60W
・重量 : 11.5kg
・サイズ : 横230mm x 奥行400mm x 高185mm
・真空管カバー、ACコード標準装備
・別売サイドウッド : 左右1組税抜価格5,000円