NS1000Mのスピーカー端子を交換したい!
うちのサブシステムのひとつに、スピーカーのNS1000M(YAMAHA)があります。
古いスピーカーですが手放しがたい一品で、このスピーカーに出会えたからこそオーディオが今でも続けられているかもしれないです。
しかし、このスピーカーも端子が昔ながらのもので、バナナプラグも使えないので、端子を交換したいと思います。
いろいろあって、すんなり交換とはいかなかったのですが、とりあえず視聴が出来るまでこぎつけました。
では、早速いってみましょう。
■端子が取れない
端子を固定しているネジを2箇所外して、端子を外そうとしたのですが、取れない。
引っ張ったり、マイナスドライバーでこじってみたりしましたが、取れません。
あまり無理にすると割れて壊れそうなので、一度立ち止まって、ユニット全体を外してみることにしました。
■スピーカー端子の裏側→無理やわ
端子がついているユニット全体を外して、裏側から何かしら方法を探ろうとしたのですが。
開けた瞬間に、無理と判断しました。
スピーカー端子の裏側には基盤が覆っていて、外そうにも細い線が端子側の土台とはんだ付けされていて、分離も難しそう。
土台と基盤の間から辛うじて端子の裏側が見えますがよく分からず。
しかし、どうやら端子がボンドで着けられているようでした。
ねじ止めするのに、なぜ接着する必要があるのか分からないのですが、そうなっているものはしょうがない。
やはり外から端子部分をはがすしかないようです。
■何とか端子を取り外した
マイナスドライバーを2本使用しました。
ひとつは太いドライバーで少し浮かせて、浮いたところに細いドライバーをスキマにいれてテコの原理ではがしていく。
何箇所かに分けて少しずつ浮かせて行くのですが、あまりに硬いので本当に良いのだろうかと疑心暗鬼になりながらも、メキメキっとはがしていくと、外れました。
なんでこんなに接着してあるのでしょうね。
何かこれには意味があるのでしょうか。
とりあえず、気にせず交換することにしますけど。
■ハンダコテが壊れてる?
今回はスピーカーコードと新しい端子をハンダで固定しようとしました。
だがしかし、ハンダコテの電源ををコンセントに指しても全く熱が上がらず、いつまでたっても冷たいまま。
もしかして壊れてる?
自分で修理できるのか、もしくは買い替えか、どちらにしても今回は断念して、ファストン端子に急きょ変更しました。
■ハンダが使えないので、いったんニッパーで切断
なるべくコードを残すようにして切断しました。
しかし、意外と短いです。このコード。
やはりハンダを溶かしてコードを生かしたかった。
■ファストン端子を取り付け
ファストン端子は通常、両側を中心に向けてハート形?に曲げて固めますが、今回はスピーカ側からのコードが短くてファストン端子用のペンチが使えませんでした。
しょうがないのでラジオペンチで両方から挟み込むようにコードを固定しました。
ただ、線が細すぎてファストン端子ときちんとくっつかないので、しょうがなくハンダ用の吸取線(銅線)をスピーカーコードの先端に巻いてペンチで挟みました。
結果的に音は鳴らせましたが、音質的にいかがなものかと思うので、いずれハンダでファストン端子と直接くっつけ直そうと思います。
(後の試聴では音質はさほど悪くはなかったですが、ちょっと気持ち悪いですからね)
■1箇所だけネジが止まらない
NS1000Mについていたネジは短いものだったのですが、新しいスピーカー端子を固定するのに特に問題ないはず。
でも、なぜだろう、1箇所だけどれだけ回してもネジが入っていきません。
どこかで端子が引っかかっているのか、何度も奥の方を確認したのですが特に問題なさそうだし。
原因は分からないのですが、どうもネジ穴の手前の方が削れてしまっているようではありました。
なので、新しいスピーカー端子のネジはNS1000Mのネジの3倍くらいは長いのでそれで対応しました。
事前に確認はしましたが、ネジが長くなる分、中で基盤を傷つけないか心配でしたが、大丈夫なようでした。
■これでセンエムもバナナプラグが使えるようになりました
■最後に
スピーカー端子の交換なんて簡単。
と思ったのにNS1000Mは意外とてこずりました。
せっかく今回は、ハンダも使おう(使わざるをえない)と思ったのに、コテが壊れて使えないし!
またいずれきちんとハンダで固定しないといけませんね。
基本的に既製品には手を加えないでいるのですが、このスピーカー端子だけはちょっと頂けませんでした。
曲がりながらも交換で来てよかった。
また試聴が面白くなりそうです。
エーモン 平型端子(スピーカー用メスセット) 110型・187型 各4セット 1158
- 出版社/メーカー: エーモン(amon)
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る