昔、音楽やラジオ番組などを録音したカセットテープを今でも何本か残してあります。
中には30年くらい前のものもあり、思い出を残す意味で捨てることも出来ず放置してました。
滅多に聴くこともないんですが、念のためにパソコンで録音して、デジタル化して残しておこうと思います。
■カセットプレーヤーを用意する
録音するにもカセットプレーヤーを全部捨ててしまって再生出来ないので、新たに購入しました。
再生専用ですが、USB出力が有り、録音ソフトも付属しているポータブルプレーヤーにしました。
ちなみに写真には写っていませんが、イヤホンも付属しています。
SUPER USB CASSETTE CAPTURE
■カセットプレーヤーの機能 その1
まず、横開きのフタを開けて、カセットをポンと乗せるだけです。
電源は、単3電池を2個使用します。
今回は充電電池(エネループ)を使用しましたが、特に問題ありませんでした。
本体の横にはDCINと書かれた穴がありますが、電源コードは付属しておらず使っていません。
■カセットプレーヤーの機能 その2
再生専用なので基本的にPLAYボタンとSTOPボタンで操作します。
また、早送り、巻き戻しとオートリバースの切り替えスイッチがあります。
DIRボタンは右回転と左回転を任意に切り替える機能です。
■カセットプレーヤーの機能 その3
音量調節は普通にダイヤル式でした。
出力はイヤホンとUSBの2系統です。
ちなみにですが、amazonの購入画面では「PC不要、USBメモリに直接保存できる」みたいな事が書いていましたが、本機ではそんなことは出来ないので注意です。
本機での録音はパソコンと録音ソフトが必須です。
私はもともとパソコンで録音することを前提にしていたので気にせず購入しましたが、USBメモリに直接保存したい方はこれを買っちゃダメですよ。
■パソコンとカセットプレーヤーを接続する方法 その1
付属のUSBケーブルで接続します。
今回はこちらの方法で接続して録音しました。
USBケーブル1本で録音出来るのでとても便利ですね。
■パソコンとカセットプレーヤーを接続する方法 その2
カセットデッキやポータブルプレーヤーをすでに持っているよ、という方は、下記のような接続方法になるかと思います。
RCAやイヤホンジャックのアナログ出力からパソコンのUSBにつなぐ場合、変換器が必要になります。
私が使用しているのは、EDIROLのUA-1Aというオーディオキャプチャです。
これは入出力まであるものなので、入力だけのオーディオキャプチャを使用すれば良いと思います。
■パソコンに付属の録音ソフトをインストールする
同梱されていた8cmCDROMからインストールしました。
Audacityというフリーソフトで、ネットからダウンロードも出来るみたいです。
使ってみた感じとしては、録音するには十分使いやすいソフトでした。
編集機能もかなり充実しているみたいですが、ここでは編集機能の詳細説明は割愛します。
■録音ソフトをインストールする時気になったこと
まずは、マニュアルが同梱されているのですが、日本語がありません。
とりあえず英語のマニュアル部分を見ながら進めました。
あと、たいした事ではないのですが、インストール時の言語選択でなぜか「Nihongo」となっていたので一瞬迷いました。
インストール自体は選択やチェックボックスがいくつかありますが、そのまま続行で良いかと思います。
■録音ソフトの設定について
こちらはマニュアルにも記載されている内容ではありますが、英語表記でわかりにくいところだったので載せておきます。
メニューの編集~設定~オーディオI/Oタブの内容です。
特に「レコーディング」の選択項目は必須です。
●デバイスを、マイク(USB Microphone)に選択。
●チャンネルを、2(ステレオ)に選択。
チャンネルは最初モノラルになっているので必ず変更した方が良いです。
●「レコーディングしながら他のトラックを再生」
これは用途によりレ点つけなくても良いです。
一度録音したデータが残っているところにさらに録音すると音がダブって録音されます。
いわゆるマルチトラック録音ですね。
●「ソフトウェアによるスルー再生(録音中にその新しいトラックを再生)」
これはレ点した方が良いです。
レ点しないと録音時に音が鳴らない状態になります。
■最後に
ずいぶん前にカセットデッキやラジカセもまだ使えるのに捨ててしまいました。
1台くらい残しておけばよかったなとも思いますが、ほぼ使わないし邪魔だしということで。
なので今回はなるべくかさばらないようにポータブルプレーヤーにしました。
音質は良くないかもしれないですが、もともとノイズだらけだしまあ良いかと。
それにソフトの機能に「ノイズの除去」というのがあるので、ひどいものはある程度低減できます。
今回はカセットテープの内容を録音データ化し、音質保全しつつ保存する事を目的にしました。
しかし、本当は保存するという事においてはテープって優秀だと思っているので、カセット自体は今後も残す方針です。
なんといってもデジタルデータは消える。
HDDが壊れて、いったいどれだけの音楽データを消失させた事だろう。
本当に大切なデジタルデータは、せめてCD-ROMなどの盤に焼いておいた方が良いのでしょうね。
※本文中にも書きましたが、PC必須、USBメモ直接直接保存は不可です

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